高校の同窓会の誘いがあったので、久々に昔の同級生達とつながっているSNSを眺めていた。
「お、いつの間にかあいつ結婚してたんだ。しかも、子供までいる…」
「え、同じ冴えないグループにいた彼、アメリカの会社に就職して働いてるん！？」
…
なんだかみんな充実して幸せそうだなぁ…。
…それに比べて僕は…
なんとなくで冴えない会社に就職して、代わり映えのない生活をダラダラと続けてきただけ。
…いや、同窓会なんて参加したら自分が惨めになるだけじゃないか…
「最近どうなの？」なんて聞かれたらなんて答えれば良いんだろうか。
付き合ってる女の子もいないし、仕事も同じことの繰り返しばかりで充実しているなんて到底言えない。
きっと僕の人生には転機なんて訪れない。このまま定年まで同じ会社で働き続け、一人で寂しく死んでいくんだろうな…
なんだ、この人生…(´；ω；｀)
2次元に逃避するのもいいけど…
こんな時は現実逃避。リアルに居場所のない僕を癒やしてくれるのは2次元だけ。
気晴らしにエロゲでもdlしようとSNSを閉じてサイトを開いていると、ブックマークに登録していた出会い系のハッピーメールが目についた。
出会い系…かぁ。
…もしかすると、出会い系なら乾いた僕の心を癒やしてくれる女の子が見つけられるのでは？
…
いや、でもリアルはそんな都合よく行かないよね…(´；ω；｀)
勇気を出してアプローチしてみても、エロゲみたいにうまくいくとは限らない。
こんな非モテオタの僕の相手をしてくれる女の子なんて、都合よくいるハズがないよ(´；ω；｀)
きっとイケメンでお金持ちじゃないと出会い系で女の子なんか捕まえられっこないんだ…
…いや、でも、、、
このままエロゲに逃避してシコシコしてても結局現実は変わらない。
…
ダメ元で出会い系を使って見るのもあり…なのでは？
エロゲ感覚でメッセージを送るだけだし、イキナリ実際に顔を合わせてどうこうする必要なんて一切ない。
ダメ元でやってみるのもありかもしれないな(;・`д・́)…ゴクリ
出会いはハッピーメールのPickUp
以前登録していたIDとパスワード打ち込み、ハッピーメールにログイン。
そう言えばハッピーメールには、「PickUp」という機能があったな。
この機能を使えば、1日50人のプロフィールの中から5人まで無料で「タイプ」を送れる。
タイプすると相手側に「○○さんにタイプされました！」という通知がいくから、メッセージを送らずとも相手に自分のプロフィールをみてもらえるんだよね。
よし、使ってみるか(;・`д・́)…ゴクリ
お、この子めっちゃロリ顔で可愛い！(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
この人、ちょっと年上だけど色っぽくてええなぁ！(・ω・)b
うわ、この人露出度たっかｗエチエチだぁ…(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
夢中で女性のプロフィールをチェックしていると、めちゃめちゃ気になる女の子を発見！
タイプを送信してくわしいプロフィールをチェックしにいってみると…
こ、コンカフェ店員さん！！？(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
マスクで顔はよく見えないけど、雰囲気はなかなか可愛いい！
趣味でコスプレもしてるってことは、絶対にアニメ好きの女の子だよな！
お、思い切ってメール送ってみるのもありなのでは！！？((；ﾟДﾟ))
…いや、
タイプを送った上にメッセージまで送るとか、なんかめちゃめちゃがっついてるみたいじゃないか…？
「この人、超グイグイくるじゃんｗｗキッモ〜(´ﾟωﾟ｀)」
とか思われるに違いない…(´；ω；｀)
と、とりあえずプロフィールをみて足あともつけたし…
ここはおとなしく反応を待ってみよう..かな。(ﾟAﾟ;)ｺﾞｸﾘ
再びハッピーメールを開くと…
気になっていたエロゲをdlして1時間ほど進めてみるも…
返信きたかなぁ？ ( ‘ω’ ≡ ‘ω’ )ｿﾜｿﾜ
と気になって全く集中できない。
…仕方ない(;・`д・́)…ゴクリ
キリの良いところでエロゲを閉じ、再びハッピーメールにログインしてメッセージ画面を開いてみると…
む、向こうからメッセージが！！
しかも「アニメ好きなんですか？」なんて、話題を振ってくれている！
モチロン僕もアニメ好きです！！！(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
一気にメッセージを書き終え送信！
送信後、すぐに返信が！
「プロフィールみて趣味が合いそうと思っていた」..？
こ、これはもうミャクありでは！！？(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
そ、そうだ、コンカフェで働いているとも書いていたな。
どんなお店なのか知りたい！もしかすると、ちょっとエッチッチなコスチュームのお店かも(*´Д｀*)
…なるほど、スタンダードなメイドカフェか(｡ ・ω・))ﾌﾑﾌﾑ
最近はマーメイドとか魔法使いとか色々なコンカフェがあるけれど、やはり王道も良きですなぁ〜！(*´Д｀*)
…というか僕、今メイドさんとメッセージしてるとか冷静に考えて凄くないか？
これはぜひ、働いてるところを生でみてみたいンゴ！！(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
勢いにまかせて送信!
さて、お返事は…
….ひ、
引かれている!!?((；ﾟДﾟ))
たしかに、いきなり「遊びに行ってみたい(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ」とかキモすぐる…
というか、誤字ってるのもさらにキモさ倍増してるし…
完全にやらかした…orz
な、なんとか弁解を…
…もう返信返って来ないかもなぁ…
ああ、なんかスゴくいい感じだったのに、なんてモッタイナイことを…(´；ω；｀)
絶望しながらメッセージ画面を眺めていると、通知が。
開くの怖すぎる…(´；ω；｀)
…|ω・`）チラ
も…
「もしオタ男さんがよかったら、今度一緒に行きませんか?」…？
こ、これは誘われている…？
…
モチロン、イクイクぅ〜〜！！(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
テンションはどん底から急上昇ｗｗ
来週末の土曜日に待ち合わせを提案してみると、バイト終わりなら時間が空いているとのこと。
待ち合わせは彼女が行きたいコンカフェがあるという、池袋に決定した！
待ち合わせ場所へ来たのは..
大興奮で迎えた当日、約束15分前に待ち合わせの池袋東口前に到着。
ソワソワしながら周りを回していると、後ろから声をかけられた。
「オタ男…さんですか？」
ジーンズに赤のチェックシャツ、ピンク色のメガネに三編み。
…絶妙にダサい。theオタク女子って感じ。
ルックスはめちゃめちゃブサイクというわけではないのだけれど、プロフィール写真の雰囲気と比べるとかなり見劣りする。
「あ、えっと、そ、そう..です(´·ω·`)」
3割ほど落ち込んだテンションで返事をすると…
「良かったです！ちょっと行きたいところあって早く着いてました(*^-^)」
手にはキャラのイラストが入ったビニール袋。
「そ、そうなん、です…ね。アニ..メイト？(·:ﾟдﾟ:·)」
と聞いてみると…
「あ、そうなんです！ｗ 」
ニッコリと愛想よく答えてれる。
…可愛くはないけど、なかなか好印象カモ！
連れて行かれたのは…
彼女が行ってみたいと言っていたコンカフェはサンシャイン通りにあった。
「あ。ここなんです！」
「…男装？」
池袋では有名な男装カフェだ。
「え、あ、ちょ、っと、ハードル高くない…？(´д`ι)」
「...です…よね(´・ω・｀) 私もなかなか一人じゃ勇気でなくて…(´-ω-`)」
残念そうにうなだれてしまった。
…（せ、せっかく来たんだし、付き合ってあげるのもアリ..か。）
「あ、の、じゃ、い、行ってみよっか。(·:ﾟдﾟ:·)」
「え、いいんですか！'(*°∇°*)’」
とっても嬉しそうにこちらを見てくる。
（この子、よく見ると可愛いかもしれないｗ）
予想以上のクオリティーにテンションMAX！
お店に入ると、ボーイッシュな店員さんが席に案内してくれた。
店員さんは襟シャツにネクタイのフォーマルな感じ。ウィッグだと思うけど、髪は金やシルバーのショートスタイル。
みんなナンバーワンホストと言われても気づかないビジュアル。
「か、かっこよすぎ..では？ｗ」
「ですよね！ｗガチ恋する女の子も多いみたいでしてｗ」
2人で顔を見合わせながら興奮を分かち合う。
ひとしきり盛り上がった後、彼女に好きなアニメを聞いてみた。
「さ、最近はどんなアニメ見るんです、？」
「えっと、〇〇ら辺ですかね！」
「お、ぼ、僕もそ、その辺めっちゃ見て…る！(·:ﾟдﾟ:·)」
「エッそうなんですか！(*^-^)」
お互いかなり趣味が合い、アニメ談義に花が咲くｗ
2時間ほど盛り上がりお店を出た後は、行ってみたかったコラボカフェで軽く食事を済ませて改札前で解散することに。
「あ、良かったら、ライン交換…どうですか？(*^-^)」
「ぼ、ぼ、僕で良ければぜひ！！(·:ﾟдﾟ:·)」
さり際にライン交換も出来たし、とても良い出会いだった！ｗ
ちなみに、コンカフェ嬢と出会った体験は他にもある！以下の記事にくわしくまとめているので、気になった人はぜひチェックしてみてね！
