出会い系に潜む、「飯モク女」ってしってる？
ヤツらには出会ってどうこうする気は一切なく、男をお店に誘い出してご飯を奢らせる事を目的としている。
今回は、そんな女と遭遇してしまった時の苦い体験を紹介しようと思う。
なんとか撃退することは出来たんだけど…ね。
出会い系で相手を探そうと思っているみんなには、僕の失敗を糧にしてほしいと思う！
出会った女の子のスペック
| 年齢 | 25（絶対35オーバー） |
| 職業 | 不明 |
| ルックス（特徴） | アンパンマン |
| スタイル | 巨体 |
| 出会ったサイト | PCMAX |
| 使用した費用 | 500円くらい |
| 会うまでに費やした時間 | 2日 |
帰宅
週末金曜日の帰り道、仕事でトラブル続きだった僕のストレスは最高潮に達していた。
ああ、もうやってらんない！！！！
せっかくの週末だし、どうにかこのストレスを発散させてスッキリしたい。
そんな時、スマホにインストールしていた出会い系アプリが目についた。
PCMAX…かぁ。
これを使えば、もしかしたら女の子とイチャイチャしながら最高の週末を過ごせるかもしれない！！
でっでも、コミュ障な僕がそんなに都合よく相手なんて見つけられるわけなんてない;
…うーん、やっぱり無理だよな。
メッセージを考えるのとかも大変だし、頑張って送っても返ってこない可能性だってある。
おとなしく家に帰ってアニメでもみるのが正解、だよね… (ノД`)ハァ
出会いはPCMAXのあしあと
結局、コンビニで弁当とお酒を買っておとなしく帰宅。
よし、今日は見逃していた今季のアニメを一気観しよっと！！
さっと風呂からあがると、サブスクで配信されているアニメを眺めながら晩酌。
…
やっぱ、なんかやっぱり虚しいなぁ…
ここ何週間か、こんな週末を繰り返している気がする。
…
うん、見るだけなら問題ないよね。(;・`д・́)…ゴクリ
…
よし、ちょっとだけのぞいてみよっかな！！
そう意を決して、PCMAXのアプリを立ち上げてみる。
検索条件は年齢と居住地だけザックリ指定。
web版のほうが指定できる検索条件は多いみたいなんだけど、アプリ版は毎日4枚無料でプロフィールをチェック出来るクーポンが貰えるからお得に使えるんだよね。
この子カワイイけど旅行が趣味かぁ…。なんか、インドアな僕とは合わなさそう…
うーん、この子もなんかギャルっぽくて性格がきつそうだしな…
カワイイけど、この子も年離れすぎてるしなぁ。
気になる女の子は何人かいたのだけど、やっぱりメッセージを送ってみる勇気がでない…
結局あきらめて再びアニメを観ていると、スマホに通知が。
..え、PCMAXから通知…？？
おそるおそるアプリを立ち上げてみると…
((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
さっきプロフィールを見てた子…？
でも、メッセージなんて送ってないゾ？
つまり、あしあとをたどってメッセージをくれたってこと？？ぼ、僕なんかに？
しかも、25歳でアニメ好きとか…
こ、こ、こんな子が僕なんかにメッセージを送ってることなんてある？…(/_;)
写真は横顔しか写ってないけど、肌が白くて華奢でカワイイ雰囲気(:.;ﾟ;Д;ﾟ;.:)ﾊｧﾊｧ
震える手でメッセージを開く。
…
!!??
住んでいる場所まで明かしてくれるし、文末にハートマークまである…(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
こ、こ、こ、これは…
非モテの僕にもついに春が訪れたということか…!!?
で、で、でも。こ、こういう時はどうやって返せばいいの…？
女の子からメッセージをもらうことなんて初めてだし、ボクワカンナイよ(/_;)
↓悩んだ末に、とりあえずこんな感じで送信。
ソワソワソワ…
ソワソワ…
1時間ほど待っても、全く返信が返ってくる気配がない…
なんか変なこと書いたかな…?（汗）
時計を見ると23時過ぎ。
明日予定あるし、そろそろ寝なきゃヤバイなぁ…
もう一通メッセージを送ってみようかなぁ。
でも、何回も送って嫌がれるのもやだしなぁ..
いや、届いてない可能性もあるかもしれないゾ？
やっぱ送ってみようか…
…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)
…( ˘ω˘ )スヤァ
通知で目を覚さますと…
スマホの通知で夜中に目が覚めた。
…ん？
ハッ！！( ﾟдﾟ)ﾊｯ!
ああ、寝ちゃってたのか。
時計を見ると夜中３過ぎ。
こんな時間に誰だ？
寝ぼけながらスマホを見ると…
PCMAXから一件の通知…
あ、え…
あ、あ、明日ってことは日曜！！？
ど、ど、ど、ど、((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
不意打ちすぎて動機がしてきた…(·:ﾟдﾟ:·)ﾊｧﾊｧ
キリキリ痛む胸を抑えつつなんとか返信。
ふぅ…これでだいじょうb…
し、し、しまった！！待ち合わせの時間も決めなきゃ！！
急いでメッセージを送信。
…
や、やや((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
やってしまった。誤字がひどすぎる…
もういっかい訂正して送るか… ？
いや、いきなり3通も連続で送られてきたらキモがられるかも…
もう明け方4時過ぎだし迷惑かも…
ど、ど、どうしよう…
もうおしまいだorz
絶望しながらスマホを握りしめていると、再び通知が。
…返信？
見るのが怖すぎる。
このまま寝てしまいたい…
いや、もしかしたら良い返事が来てる…ｶﾓ
…
…
|ω・`）チラ
18:00にここでお願いします…?
つまり、これはこの場所に来てくれるってことか！！？
…
っしゃあああ！！！
テンションはどん底から最高潮ｗｗ
そうだ、urlを開いてみなきゃね。
ふむ。焼き肉屋さんか。
なんか高そうだけど、せっかくお店まで指定してくれてるんだから行くに決まってる！！
翌日、早朝からコンビニへ向かいATMで現金3万を引き下ろして準備を整えた。
可愛い子とデート出来るなら、これくらいなんてことのない出費っ！！！
待ち合わせ当日
待ち合わせ当日の日曜日。僕は1時間前にお店の前へ着いていた。
や、やばい…めちゃめちゃドキドキする。
ひたすらお店の前を通り過ぎる人の顔を眺め続けていると、あっという間に待ち合わせ10分前。
緊張が最高潮に。
(°_°;)ﾊﾗﾊﾗ･･･ｷｮﾛ ｷｮﾛ (｡_｡ ) ( ｡_｡)
挙動不審すぎて、警察が通りかかったら絶対に職質されていたと思うｗ
向こうから誘われてお店まで指定してくれるなんて、相当僕に気があるはずだ。
ここは堂々としていれば大丈夫なはず！！
落ちつくんだ僕。
;´Д｀);´Д｀);´Д｀);´Д｀)
…
…
「あ、オタ男さん？」
顔を上げると…
…ん？
…だ、誰？( ﾟдﾟ)ポカーン
大根みたいな脚に肉でパンパンのパンプス、今にも肉がはみ出そうなほどパツパツなピンクのワンピース。
写真とは似ても似つかない、巨体が目の前に立っていた。
妙にデカイ鼻とパンパンに膨らんだ顔面は、もはやアンパンマンそのもの。
「へ？え、あ、え、え、えっと、そう…です。」
思わず返事をしてしまったのが間違いだった…
「よろしくです！じゃあいきましょ！お腹すいた！」
そう言い放つと、足早に巨体は店へノソノソと入っていった。
理解が追いつかないまま、僕は後に続いた。
お店でバトル勃発？
巨体は席に着くなり、信じられない量の肉とビールを勝手にオーダしはじめた。
…( ﾟдﾟ)ポカーン
店員「お客さんは？」
( ﾟдﾟ)ﾊｯ!
頭が真っ白になっていた僕は、店員さんの一言で我に返った。
「あ、え、じ、じゃあ、み、みずください。」
「水？なにか飲めばいいのに〜」
「…( ﾟдﾟ)ポカーン」
店員「で、ではお持ちしますね！」
気まずそうに店員さんはオーダーを繰り返すとテーブルを離れてく。
ここでようやく僕は状況を理解した。
（これがやり取りしてた子？嘘…だろ…？）
つっかえながら、疑問を問いかけてみる。
「え、えっと、し、し、写真とイメージ違い..ます…ね…」
「あぁ。あれ？10年くらい前だからちょっと古いかもねｗｗ」
…
は？
確か25と登録していたから、15歳のときの写真？んなわけ無いだろ。太りすぎだし。
…いや、そもそもコイツ何歳だ？
「し、し、失礼ですがおいくつ…で？」
「んーひみつ♡」
あ？( ꐦ◜ω◝ )( ꐦ◜ω◝ )
動揺が怒りへと変わった。
絶対25なわけないし、写真も年齢もぜんぶ詐欺だろコイツ！！
会話の無いままテーブルにビールが届いた。
スビズビと汚い音を立てて飲み干すなり…
「ウマ！！そうだ。ここタバコ吸えるんだよね〜」
ゴソゴソと鞄からタバコを取り出すとスパスパと吸い始めた。
…
プチン。
「一声掛けて吸うのが常識だろ！クセえよ！！！」
自分でも信じられないほどデカイ声が店内に響いた。
「は？この店吸っていいんだから、こっちの勝手でしょ。なんなん？」
負けじと相手も金切り声で応戦してくる。
「(##ﾟДﾟ）…」
「なんか萎えたわ。トイレ行ってくる。」
…
一刻もはやくこの場から離れたい。
「なんとか店から追い出す方法は…(##ﾟДﾟ）」
と頭を捻っていると…
店員「おまたせしました、カルビ5人前です！」
店員「…さっきのお客さん、なんかすごい勢いで店から出てかれましたけど大丈夫ですか？」
「あ、…え？( ﾟдﾟ)ポカーン」
どうやら追い出す必要はなかったよう。
強く言ってマジで正解だったな！
だけど…
「…すみません、あとオーダー何入ってますか？」
店員「えっと、牛タン3人前とハラミ5人前と…」
「あ、それキャンセルって…」
店員「お出しする前ならなんとか…」
「あ、じゃあこれは…？」
店員「すみません、こちらはちょっと…」
「…わかりました。会計は今いくらです？」
店員「お酒代入れて合計1万5000円…になります。」
たかすぎぃ…なんで僕があいつの酒代まで…( ꐦ◜ω◝ )( ꐦ◜ω◝ )( ꐦ◜ω◝ )
ま、お金払う気すらなかっただろうし、キャンセル出来ただけマシか( ；∀；)
こうして、僕は一人でモクモクと肉を焼き、お店を後にしたのだった…
お腹は一杯になったけど、ひたすらに虚しかった…
まとめ
トントン拍子に会う話が進んだのは良かったけど、とんでもない女だった。
後日PCMAXを開くと、ヤツのアカウントは停止されていた。
おそらく、同じ手口で男を騙して通報されたのだろう。
調べてみると、出会い系でお店に直接誘い出して奢らせる女を「飯モク女」というらしい。
僕が今回何よりもショックだったのが、写真と似ても似つかないヤツが来たという事。
今回の教訓はこの2つだね。
-
- 待ち合わせで直接お店を指定してくる女は「飯モク」を疑うべし
- 会う前にプロフィール以外の写真を送ってもらうべし
僕の失敗を糧に、みんなは絶対遭遇しないよう注意してほしいと思う！
ちなみに、出会い系には飯モクの他にもパパ活や業者などの迷惑ユーザーが潜んでいる。以下の記事にくわしくまとめているので、遭遇しないためにも目を通して特徴を掴んでおいて欲しい！
